PENTAX17使ってみました

なかなか手に入らなかったPENTAX17ですが、9月中頃に運よくリコーのオンラインショップで購入できました。

持ってみた感じは安っぽさはないけど思ったより軽いからなのか高級って感じでもない。上部と下部はマグネシウムが使われており良い感じです。フィルム蓋のところにはモルトが使われておらず、耐久性もありそうで好印象。家にあった何年も前に期限が切れているフィルムを入れて早速使ってみました。

PENTAX17/lomography400

しっかり写ってます。ピント合わせも適当でしたが直感で合焦できてました。素晴らしいですね。使ってみて良かったところと気になったところをまとめてみました。

良いところ

この時代に新品のフィルムカメラが買えること

今現役で売っているフィルムカメラは写ルンですやKodakのEKTAR、トイカメラなどでちゃんとした(?)ものはなかなか売っていません。中古なら豊富にありますが、運が悪いとすぐ壊れ修理代が結構かかります。そんな中PENTAX17は新品で購入でき、保証もあります。壊れても大丈夫!初心者には本当におすすめです。

たくさん撮れる

ハーフサイズカメラです。36枚撮りのフィルムで72枚も撮れます。今の時代、フィルム2000円、現像1000円、更にデータ化もお願いすると4000円近くなります。同じ金額でたくさん撮れるのは良いですよね。

操作感を味わえる

フィルムの巻き上げやピント調整(ゾーンフォーカス)という操作が必要です。露出はオートのみ。簡単に撮ってる感を味わえ、操作も簡単にできる絶妙なラインだと思います。ゾーンは下記の写真の通り6種類用意されており、アイコンのイメージで距離を合わせれば大体合います。最至近は25cmまで近づくことができるので様々なシーンで撮影できます。フィルムを巻き上げる際のカチカチと小気味良い音がとても気持ちいいです。

気になったところ

露出設定の範囲が思ったより狭い

露出はオートしかありません。シャッタースピードが1/350~4秒で思ったより適正露出になる幅が狭いです。シャッタースピードはできれば1/1000まで欲しかった。ISO400のフィルムだと外で露出警告の青いLED点滅の頻度が高いです。露出オーバーでも撮影はできますが、もちろん適正ではないのでそれなりの写真になります。

速射性が少し悪い

電源ON状態+シャッターボタン半押しでレンズが動きます。電源ONが意外と煩わしいですがオートパワーオフがあるようなので基本的にONっぱなしにしています。フォーカスはできればメカ連動が良かったなぁと思いますが、個体差の調整なしにそれぞれのゾーンに正しくピントを合わせるのが難しかった(?)のでしょうか。一度レンズが所定の場所に動いてから指定ゾーンに対応した位置に動いているように見えます。これによって撮影までに少し時間がかかります。巷ではAF化を狙って電動化しているとも言われてますが、どうなんですかね、PENTAXさん。

巻き上げ時にモードダイヤルを回してしまう

写真を見てもらうとわかる通り巻き上げレバーとモードダイヤルが近いです。巻き上げてるときにモードが変わってしまうことが多々ありました。ダイヤルが結構軽いのでもう少し重く作ってくれると良かったかもしれません。

いまからフィルムカメラを始めるならこれ一択!

フィルムで撮ってる感を味わえ、簡単に撮影でき、よく写るしっかりしたカメラはこれしかありません。しかも新品で買えます。値段は少しお高めですが、これからフィルムカメラを始めてみたい方には非常におすすめです。そろそろ買えるようになってきたみたいなので欲しい方は狙ってみてはいかがでしょうか。

PENTAX17/lomography400

2024-10-07|タグ: ,
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です